白人黒人と、アジア人の間には大きな違いがあります。東アジア人には一重瞼が存在します。それ以外には存在しません。これは遺伝子異常だからです。
白人とアジア人のハーフだと、遺伝の法則で確率的に、白人的な眼瞼かアジア人的な眼瞼かが生じます。もちろん見た通り滝クリは二重まぶたで典型的なでアジア人ではないのですが、白人の典型的なまぶたではないと見えます。もっと彫りがあるのが、白人ですよね。
しかし、大事な事は機能です。良く開くまぶた、これは典型的な一重瞼のアジア人にはない特徴です。何故かをもう一度説明しましょう。今から20万年前にアフリカで生じた現人類は、それまでの霊長類(哺乳類の大多数も含む。)と同じく、二重まぶたでした。長い旅路を経て、(ヒマラヤを越えなければならない。)東アジアには5万年前くらいに到達したと考えられています。この時点では、まだ二重まぶただったと推察されます。彼等が北上して一部は日本にも到達したと考えられ、(南方か列島全体かはまだ議論の対象の様です。)存在した様です。その後多くは北上し、シベリア方面または今のモンゴル方面に進出しました。動物が豊富だったからと考えられます。ところが、この頃最後の氷河期が訪れ、彼等は寒冷に晒されました。そこで一重瞼と蒙古襞という組み合わせの突然変異が生存可能性に寄与しました。寒冷環境に於いてまぶたが眼球を守る形態が有用だったのでしょう。突然変異というのは時間的多様性の中で確率的に起こるものなのですが、一重瞼の遺伝子的変異はタイミングが良く、北東アジアの寒冷環境で優位性を発揮し、この遺伝子を持った個体が多く生存したのでしょう。こうして、北東アジア人に蔓延した遺伝子は、東安アジア全体との交流で混血して行ったのです。中国北部から、朝鮮半島。日本国家のルーツである朝鮮からの移民が遺伝子も注入しました。現在日本では、70〜80%の人がこの遺伝子を持っていると計算できます。あくまでも、50%が二重だとしたら、メンデルの遺伝の法則に従うとすれば、計算上遺伝子の保有率はこうなります。たぶんまぶたの遺伝様式は多印紙遺伝なので、明確に規定できないと思いますが、数字的には正しいでしょう。
人種の説明に終始しましたが、二重まぶたと一重瞼の差は歴然です。日本人の半数は機能低下です。視機能は、知的機能も、社会的機能も、戦闘に於ける優位性にも関与します。その一つ、社会的には、非眼瞼下垂形態機能の方が表情が豊かに司る事が出来るのです。つまりこれが、形態=機能という説を証明していると言えます。社会的機能に付いては、オリンピックを招致したスピーチで証明しましたよね。話を戻すと、滝クリの形態機能は、誰もが見てすばらしいのです。北東アジア人の遺伝子が表出していないからです。
まぶたの開きは、上眼瞼挙筋の能力が操作します。動物の動作は脳が指令していますが、逆に言うと調節もしています。まぶたを開く力は、上眼瞼挙筋の収縮力に依存していますが、先天的な差異、後天的な変化により、かなりバリエーションがあります。世の中(日常的に周りを見ていても)目が大きい人から、目が線状な人までいますよね。
滝クリの美しさは、多くの面がありますが、まぶたの開きと表情の豊かさは秀逸です。もちろん生来の特徴でしょう。その結果、動き=ダイナミックな形態機能を見せ付けます。遺伝子が見せる美しさですね。
ところで、当院をご愛顧頂いている、今売れっ子の「ザワチンさん。」メイクの本を売り出されたのですが、その中でも、滝クリ風メイクをして見せています。滝クリは開瞼が最高値なので、そこも真似なければならない筈です。これは当院の切らない眼瞼下垂手術によって、作り出された効果でしょう。
次回は日本人の普通の眼瞼下垂症例に対する術前術後の差をお見せできます。滝クリと比べては申しわけないのですが、これが私達の目的、半数の日本人に施したい私達の特有の方法と結果を提示します。みんながこの結果の恩恵を得て、形態機能を向上させたら、日本という国家は2倍の能力を持つのになあ!!!。